看護部長 光野清美

看護部長 
良い看護は看護師自身の元気と笑顔から。
喜びも悩みも共有できる職場環境をつくり
一丸となって“身近な病院”を目指します。


 看護部長の光野です。
 成田富里徳洲会病院は日本の民間医療グループ最大の当法人で一番新しく設立された病院です。日本の玄関である成田国際空港に近いこの地で地域に根差した医療と共に、国際医療・災害医療に力を発揮できる病院として期待されています。
 成田富里は「国際空港が位置する近代的な姿」と「成田山新勝寺をはじめとした歴史ある姿」が融合するとても素敵な地域です。また車内から見える田園風景には心が癒され、毎日新しい発見がありますね。
 これから発展を目指す当院に入職した皆さんにも、病院をつくり上げる喜びを共有し「ここで働いてよかった」と思ってもらいたいです。そして心配なことがあったら、いつでも、誰でも、安心して訪れることができる”身近な病院だと地域の方々に思ってもらえるよう、私も看護部長として力を発揮していきたいと思います。
 
看護師が元気であるために
働く環境を整える

 看護師の職に就いたのは、母の影響が強いと思います。子育てをしながら保母として働いている姿を見ていましたので、自分も社会のために働くことに迷いはありませんでした。生涯を通して働ける職業として、看護師を目指しました。
 看護師の業務は患者さんのケアをすることです。そして、看護師のケアをするのが看護部長の役目です。良い看護を行うためには、高いスキルや知識の習得は欠かせません。でも、看護師自身が元気でなければ、患者さんを元気にすることはできないと思います。看護師が生き生きと働き、目標に向かって成長できるよう環境を整えることは、結果的に患者さんへの質の高い看護の提供につながるのです。
 そのために、看護師には「頑張っているね」「良かったよ」と、しっかり声を掛けるようにしています。患者さんから、「あの看護師さんにとてもよくしてもらったのよ」と言っていただけた時には、必ず本人に伝えるなど、積極的にコミュニケーションを取るように心掛けています。以前勤務していた病院で、業務に思い悩む新人看護師から相談を受けたことがありました。数年の時間を要しましたが、今では頼りがいのある看護師として、力になってくれています。人は壁を乗り越えてこそ、大きく成長できるのだと思います。
 看護師は、学校を卒業してすぐ、初めてお会いする患者さんの日常生活のお世話をします。いくら専門の学校を出ているとはいえ、それはすごいことだと思います。看護師たちは、医師や先輩から叱咤されながらも患者さんのために頑張ろうと一生懸命です。患者さんに個別性があるように、看護師にも個性があります。内科の看護師はこうあるべき、などと決めつけるのではなく、一人一人の力を生かし合えるように環境を整えることが大切だと思っています。

病院の“これから”を
つくり上げていく魅力

 成田富里徳洲会病院は、成長著しい若い病院です。
 組織づくりもまだまだこれからではありますが、若い病院だからこそ、異なる職種のスタッフ同士、何でも相談して助け合える環境が生まれています。組織づくりに携わることができるのは、この病院だからこそできることです。大変なこともあるかもしれませんが、どんな病院に成長していくのか、とても楽しみです。